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| 表通り |
中村活字は明治43年に活字の製造所として京橋木挽町に創業しました。 地名は昭和23年から27年にかけて銀座との境となっていた三十間堀川が埋め立てられて地続きになると銀座東に改名されます。 その後、銀座西と共に統合され銀座となりました。
昭和通りを境にして西側と東側で町の雰囲気は大きく変わります。 商業ビルが立ち並ぶ西側と比べ、古くから職住一体の生活が残る東側。 中村活字も二階は住まいとなっていて、二階の窓には毎日洗濯物が吊るされています。
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| 活字棚 |
社長の中村明久さんから2010年4月に創業100年を迎えるのを記念して店舗の改装をしたいとお話を受けました。
建物は戦前から建つ築80年の木造3階建てと、これより新しいと思われる築年数不明の木造2階建ての建物の2棟を繋いで使われています。
外装は新築時は壁に銅板が張られていましたが、その後の改修工事で鋼板に張り替えられ、建具も木製のものからアルミサッシに交換されていました。
内装は床は板張りで、孔や傷を隠すためカーペットが敷かれました。 壁一面に並ぶ鉛の活字が収められた棚の重量は相当なもので、床の一部が耐えきれずたわんでいます。 下地の土間コンクリートがない部分もあり、土の上に角材が敷き並べてありました。
壁の一部には新築時の窓があり、それを残したまま下地を組んで化粧板が貼られていました。 天井はお客が出入りする一部分に化粧ボードが貼られ、他はあらわしになっています。 電気設備は碍子配線が使用されていました。 棚を照らす蛍光灯が部屋の奥へ一直線に伸びています。
建物の現状を把握しながら、近隣周辺を散策したりして、どのようなことをすべきか考えました。
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| 車庫 |
また、工事期間中は車庫を仮店舗にして営業するため、それに先立ってここから改修を始めます。 腰壁はモルタル塗り、上部は化粧板が貼られていました。 雨漏りの影響で壁が剥がれ落ちているなど、痛んだ部分を補修してます。